3. 【老齢年金生活者支援給付金】給付基準額は前年度から「2.7%」も引き上げに
国民年金や厚生年金と同様に、年金生活者支援給付金の給付基準額も毎年見直されます。
2025年度の給付基準額は、前年度に比べて2.7%引き上げられました。
2025年度の給付基準額
- 老齢年金生活者支援給付金・基準額(月額):5450円
老齢年金生活者支援給付金の基準額は月額5450円で、この基準額をもとに、保険料の納付期間などに応じて実際の給付額が算出されます。
また、厚生労働省の「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、2024年3月時点での老齢年金生活者支援給付金の平均給付月額(※)は4014円となっています。
※2024年3月において認定されている平均給付金額
4. 【老齢年金生活者支援給付金】給付額の目安を「早見表」でチェック!
前述の通り、老齢年金生活者支援給付金の給付額は、基準額を基に保険料の納付期間や免除期間などによって算出されます。
ここでは、保険料納付済期間と全額免除期間ごとに、月額でどの程度の給付が見込まれるか、その目安を確認してみましょう。
- 納付済期間240月・全額免除期間0月:給付額(月額)2725円
- 納付済期間240月・全額免除期間60月:給付額(月額)4169円
- 納付済期間240月・全額免除期間240月:給付額(月額)8501円
- 納付済期間360月・全額免除期間120月:給付額(月額)6976円
- 納付済期間280月・全額免除期間200月:給付額(月額)7992円
- 納付済期間200月・全額免除期間280月:給付額(月額)9008円
※1956年4月2日以降生まれの人の場合
※50銭未満の端数が生じたときは切り捨てて、50銭以上1円未満の端数が生じたときは1円に切り上げ
上記はあくまで給付額の目安ですが、納付済期間が同じでも、残りの期間が未納か免除申請されているかによって、給付額に大きな差が生じることがわかります。
次章では、公的年金の平均月額を改めて確認していきます。