3. 普通徴収での介護保険料の支払い方と注意点
普通徴収では、納付書または口座振替で保険料を納めます。納付方法は以下のとおりです。
- 納付書:納付書を持参して、金融機関やコンビニなどで支払う。
- 口座振替:市区町村窓口または金融機関で手続きを済ませ、指定の口座から自動で引き落とす。
普通徴収では、納め忘れに十分注意しなければなりません。介護保険料を納め忘れると、延滞金が発生する場合があります。また、給付制限が課され、必要なサービスを受けられなくなってしまいます。滞納による給付制限は、以下のとおりです。
- 1年以上の滞納:利用した介護サービスの費用を一旦全額支払い、後日払い戻しを受ける。
- 1年6ヵ月以上の滞納:払い戻しが停止される。
- 2年以上の滞納:2年以上前の保険料が納付できなくなり、利用者負担が1〜3割から3〜4割に引き上げられる。また、高額介護サービス費や高額介護予防サービス費の支給が受けられなくなる。
介護を受ける人にとって、上記の給付やサービスの制限は致命的です。納め忘れのないよう口座振替を設定したうえで、口座にある程度のお金を入金しておくとよいでしょう。