先週の動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前週は大発会の4日しか営業日がありませんでしたが、昨年末の価格から窓をあけて下落するすると、ローソク足の実体が5日移動平均線を割り込みました。
ところが先週は週初から窓をあけて反発すると、そのまま5日線に下値をサポートされて上昇を続けました。
今後の展開はどうなるでしょうか。まず目線をどちらに持つかという点では、短期的には、下目線であることには変わりはありません。日足チャートでは、2018年10月2日の高値(24,448円)と12月3日の高値(22,698円)を結んだ下降トレンドラインが効いています。
目線を上に持つためには、まずこのトレンドラインを上抜けたいところです。ちょうど21,000円と重なるあたりです。その手前、20,700円付近に25日線があります。またこのあたりは、12月3日から12月26日までの下落幅のほぼ半値戻しになります。まずは今週、25日線を回復できるか注目したいところです。
その後の上値めどとしては、目先、意識されやすい21,000円、直近の戻り高値である12月3日の高値(22,698円)あたりになります。
逆にここから再度2万円を割り込むようであれば、下値めどは、1月4日と7日の間の窓埋めとなる19,655円あたりが意識されやすいでしょう。さらに12月26日の安値(18,948円)を割り込むようだと、月足など、長期的な視点でも目線が下になってしまうので注意が必要です。
下原 一晃