少子高齢化が進んでいることもあり「自分が老後を迎えたときに、どれくらい年金を受け取ることができるのか?」と、漠然とした不安を感じている方も少なくないのではないでしょうか。

公的年金制度は「社会全体の支え合い」を基本に運営

公的年金制度は「社会全体の支え合い」を基本に運営

出所:日本年金機構「知っておきたい年金のはなし」

FP(ファイナンシャル・プランナー)である筆者の元には、「とりあえず積立を始めたけれど、まだ不安が残る」「今の生活が厳しくなってしまわないか心配」というご相談が非常に多いです。

これらの方に共通しているのは、ゴールを決めずに積立を始めてしまっている、という点です。

「自分の老後にはいくら資金が必要なのか、そのためにいくら積立をすればよいのか」まずはこれらを見える化し、それに見合った手段を選ぶことが大切です。

本記事では、いまのシニア世代の平均的な年金生活について「生活費・貯蓄額・年金額」を確認していきます。

理想とする老後生活をイメージすることで、漠然とした不安をより明確にし、対策すべき事柄が見えてくるかもしれません。