「お風呂あがりに『湯冷ましを飲ませないと』とうるさくって。私は幸い完全母乳でいけていたので、入浴後も母乳をあげているのに『のどが渇いてかわいそう』を連呼! 勝手にわが子を不憫な子にしないでよ…ってむなしくなりました」
「私は母乳が出づらくて、薬を飲んだりマッサージしたり努力しましたが量が足りませんでした。産婦人科では『今はミルクも良くなっているから気にしなくて大丈夫、ストレスになるぐらいならミルクに切り替えて』と言われたのに、母からは『ミルクだと体が弱い子になる』と何度も言われました。育児を経験した者として母親としての葛藤や不安も理解してくれるはずと思っていただけに、結構ショックだったかも」
「わが家は夫婦で話し合って、無理に第2子の妊活はせず『ひとりっ子ならその分、習いごとや教育費をかけていこう』と決めました。それなのに実母は、兄弟がいないとワガママになるという思い込みから『次の子の予定は?』としつこく聞いてきます。ひとりっ子がダメみたいな考え、どうにかならないのでしょうか。そもそも今の時代、妊娠の予定をズケズケ聞くのって、いくら親子でもデリカシーに欠けますよね」
いくら血がつながっていても、結婚すれば別の家庭。パパやママなりに考えて決めた育児のやり方に口を出されると、あまり良い気がしないのも無理はないでしょう。
落ち着くまでは無理して密に関わる必要はないかも?
出産すると、ママたちにも「わが子を守りたい」とか「できる限りのことはしてあげたい」という母性本能が芽生えてきますよね。そこに横やりが入ると、相手が実母であれ腹が立ってしまうもの。
親に甘えていた立場からママになり、立ち位置が変化すると物ごとの感じ方も変わってきます。心が狭いからイライラするのではなく、仕方のないことかもしれませんね。嫌なことはきっぱり「NO!」を伝えて、無理のない距離を保ちましょう。
桜井 まどか