4. 【家族のお世話】「毎日だれが、どのくらい費やしている?」
【日本で1日に起こる《育児》について】
- 6歳未満の子どもをもつ親が育児、家事に費やす時間
→夫:1時間54分/妻:7時間28分
【日本で1日に起こる《介護》について】
- 介護をする側の人(15歳以上)が介護・看護に費やす時間:37分
- 一人当たりの介護保険からの給付費:4145円
親の育児・家事時間は「夫は約2時間弱、妻が約7時間半」と大きな男女差が見られます 。これには育児・家事における性別での役割分担が根強くあり、女性に大きな負担がかかっている状態が継続していることなど考えられます 。
一方、介護の面では、「介護をする側の人」が介護や看護に費やす時間は1日あたり37分にのぼります。また、一人当たりの介護保険からの給付費は4145円となっており、高齢化の進展とともに介護の負担は確実に増えています。医療と並び、介護をどう支えていくかは、これからの日本社会にとって大きな課題のひとつといえるでしょう。