3. 新NISAで老後の不足額を賄うことはできる?
先ほどのシミュレーションで老後生活では約1300万円が不足するとシミュレーションしました。
では、この1300万円を新NISAで用意することを目指すには、毎月いくら投資をすればいいのでしょうか。
積立開始年齢別に、65歳までに1300万円を用意するために必要な毎月の積立額をシミュレーションしてみましょう。
シミュレーションの結果は、以下の通りです。なお、運用利回りは年率3%を前提とします。
3.1 新NISAで65歳までに1300万円を用意するために必要な積立額
積立開始年齢:毎月の積立額
- 25歳:1万4038円
- 30歳:1万7531円
- 35歳:2万2309円
- 40歳:2万9148円
- 45歳:3万9598円
- 50歳:5万7276円
- 55歳:9万3029円
※運用利回り年率3%でシミュレーション
当然ですが、積立開始年齢が早いほど、毎月の積立金額は少額ですみます。
たとえば25歳から新NISAで積立投資を始める場合、月1万4038円の積立で1300万円を用意することが期待できます。
一方で、55歳から新NISAで積立投資を開始する場合、月9万3029円もの積立が必要となります。
4. 老後の備えを始めよう!
本記事で紹介した通り、老後の備えは早く始めるほど、毎月の積立金額は少なくてすみます。
そのため、できるだけ早く着手することが重要です。
まずは自分が老後にいくら年金を受け取れるのかをシミュレーションして、不足する金額を把握しましょう。
貯める必要がある金額を把握したら、老後資金をどのように準備したらよいのか検討することが大切です。
参考資料
苛原 寛