老後は年金を受け取れます。ただし、生活費が高騰する現代において、年金だけでは老後生活を送ることができない世帯も多いです。

そのため、老後生活に不安を感じる人もいるでしょう。

老後資金の準備方法の1つとして、新NISAを活用した資産運用があります。

ただし、資産運用は利益が期待できる一方で、価格変動リスクが伴います。

そのため、家計や資産の状況などを踏まえたうえで、検討することが大切です。

本記事では、老後資金がいくら不足するのかをシミュレーションし、不足額を新NISAで準備するために必要な毎月の積立金額を紹介します。

積立開始年齢に合わせてシミュレーションするので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 年金はいくらもらえる?

まずは、老後にいくら年金をもらえるのか確認します。

厚生労働省によると、2025年度における年金支給額の例は以下の通りです。

1.1 2025年度のモデル年金額(額面)

  • 国民年金の満額受給額:月額6万9308円(前年度比+1308円)
  • 標準夫婦の年金受給額:月額23万2784円(前年度比+4412円)

平均年収約546万円で40年間勤務した夫(妻)と会社員経験のない専業主婦(夫)の標準夫婦が受け取れる年金は、月23万2784円となっています。

なお、上記はあくまでも標準的な夫婦を例にした受給金額です。

実際の年金受給額は現役時代のライフスタイルや平均年収・勤務期間によって異なります。

日本年金機構の「ねんきんネット」を利用すれば、簡単に将来の年金受給額をシミュレーションできるので、自分の年金受給額を知りたい人は利用してみてください。