3. 日陰で観葉植物を育てる際に、気をつけたい4つのポイント

日陰で観葉植物を育てる際に、気をつけたい4つのポイント

寝室に飾られているサンセベリア

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3.1 水やりの頻度を調整する

日陰では土の乾きが遅くなります。そのため、日当たりのよい場所で育てる場合と同じ感覚で水やりをすると、根腐れを起こしてしまうことも。

土の表面がしっかり乾いてから、さらに数日置いて水やりをするなど、頻度を減らすようにしましょう。

3.2 葉の状態をこまめにチェックする

日陰は病気や害虫が発生しやすい環境です。また、光合成の効率が下がるため、葉の色が薄くなったり、元気がなくなったりすることがあります。

定期的に葉の様子を観察し、異常があれば早めに対処しましょう。

3.3 たまには明るい場所へ移動させる

完全に光が当たらない場所だと、たとえ日陰に強い植物でも生育が悪くなります。可能であれば窓の近くなど、少しでも明るい場所に置いて育ててください。

また、週1~2回程度、明るい場所に一時的に移動するのも効果的。急に直射日光に当てると葉焼けの原因になるため、レースのカーテン越しなど、柔らかい光に当てるのがポイントです。

3.4 肥料は控えめに

日陰で育つ植物は、日当たりのよい場所で育つ植物に比べて、生育が緩やかです。肥料の与え過ぎはかえって株を弱らせてしまうこともあります。

肥料は控えめにするか、生育期の様子を見て薄めに与える程度で十分です。

4. 日陰で楽しむ、涼やかなグリーンライフ

観葉植物の多くは、もともとジャングルの中のような薄暗い場所で自生している植物です。そのため、耐陰性に優れた種類が多く、室内で育てるのにも適しています。

水やりや置き場所などを少し工夫するだけで、光が届きにくい場所でも生き生きと育つでしょう。夏の強い日差しを気にすることなく、室内で手軽にグリーンライフを満喫してみませんか。