4. まとめにかえて

今回は、総務省や厚労省のデータをもとに、高齢化と国民負担率の関係について解説しました。日本は「3人に1人が高齢者」という超高齢社会に突入しています。また、2024年の国民負担率は45.1%で、国民負担率に、国が抱える財政赤字(対国民所得比)を加えると50.9%に今後なる見込みです。

税や社会保障の仕組みは、私たち一人ひとりの生活に直結する重要な問題です。もはや「知らなかった」では済まされない時代に入りつつあります。将来の安心のためにも、社会の構造を理解し、自分の暮らしと向き合うことが求められています。

参考資料

総務省統計局「1.高齢者の人口」
厚生労働省「給付と負担について」

村岸 理美