「社会保障」が大きな争点となった参議院選挙。少子高齢化が進む中、年金や医療、介護など生活に密接に関わるこの制度を今あらためて見直す必要があります。本記事では、厚生労働省の最新資料をもとに、社会保障制度の全体像と課題を3つの視点からわかりやすく解説。日本の制度がどこに課題を抱えているのか、そして世界の中でどのような位置づけにあるのかをひも解きます。
1. 一生を支える社会保障制度、その全体像とは?
日々の暮らしの安定と安心を図るためにある社会保障制度は、一生を通じて生活に欠かせない社会基盤となっています。そんな社会保障制度は目的や役割によって、4つの種類に分けられます。
- 社会保険:年金・医療・介護・雇用・労災など、保険料を基に生活のリスクに備える役割
- 公的扶助:生活保護が含まれ、生活に困っている人を税金で支える役割
- 社会福祉:障害者・児童・高齢者への支援など、多様な生活課題に対応する役割
- 保健・衛生:母子保健などの保健事業と、感染症対策などの公衆衛生の役割
これらの制度は、子どもから高齢者まで、人生のさまざまな場面で支えとなっており、私たちの暮らしに密接につながっています。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)