3. 日本の社会保障は本当に充実しているのか?【世界ランキング・トップ5】
「社会保障って、どのくらいの規模なの?」
国の経済力に対して、どれだけ社会保障にお金を使っているかを見るための指標が「対GDP比の社会保障給付」です。ここでは、日本と他のOECD(経済協力開発機構)加盟国、つまり主に先進国の仲間たちを比べて、社会保障の規模や負担の大きさ、充実度を見てみましょう。
世界の「対GDP比の社会保障給付」充実度【ランキング・トップ5】
- フランス:31.5%
- デンマーク:30.8%
- フィンランド:29.5%
- イタリア:28.7%
- オーストリア:28.6%
OECD加盟国の38か国でみてみると、日本の社会保障給付費はGDP比23.1%と、OECD平均(22.0%)よりやや高めです。ただし、「福祉その他」の割合は3.5%と低く、ヨーロッパ諸国と比べると、日本は家族や子ども、住まいに関する支援の割合が少ない傾向があります。日本は年金と医療に支出が偏っている構造であり、多様化する生活課題への対応力が問われています。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)