4. 遺族厚生年金の改正を理解しよう

本記事では、遺族厚生年金の改正で「損する人」「得する人」「影響を受けない人」に焦点をあてて紹介しました。

ただし、遺族厚生年金の改正は改正点が多く複雑です。

例えば、本記事で紹介した以外にも、子どもがいる場合の年金加算額が引き上げられる変更点などもあります。

現在は、子ども1人につき年23万4800円(3人目以降は年7万8300円)が遺族年金に加算されますが、改正後は子ども1人につき年28万1700円(3人目以降も関わらず同額)の加算となります。

子どもがいる場合の年金加算額

子どもがいる場合の年金加算額

出所:厚生労働省「遺族厚生年金の見直しについて」

このように変更点は多岐にわたるため、自分にどのような影響があるのか、受給額はいくらに変更になるのか、厚生労働省のHPなどで確認したり、近くの年金事務所に相談してみてもよいかもしれません。

参考資料

苛原 寛