3. 目隠し常緑樹のお手入れ「剪定・刈り込み」の時期と方法
3.1 剪定や刈り込みの適期は?
常緑樹の剪定や刈り込みに適した時期は、基本的には春か秋。特に成長期である春がおすすめです。真夏や真冬にたくさんの枝を切ると庭木が弱ってしまうため、避けてください。
しかし、花を楽しみたい庭木の場合は、花芽(翌年の花のもとになる部分)ができる前に剪定や刈り込みを済ませましょう。この場合は、花が咲き終わったらなるべく早く、気候のよい日に行ってください。
3.2 枝葉の密度が高い目隠しにしたいなら「刈り込み」がおすすめ
生垣のように、枝葉を同じ長さに切りそろえて形を整える「刈り込み」。あまり切る場所を考えずに枝の長さを揃えるだけでいいので、初心者さんでも比較的簡単に作業できます。
生垣のように枝葉の密度が高い目隠しにしたいなら、毎年適期に刈り込みバサミなどを使用して、枝を刈り込みましょう。今回ご紹介した庭木たちは刈り込むことで枝葉が密になり、見栄えもよくなります。
3.3 自然樹形を楽しみたいなら「剪定」がおすすめ
「生垣のような四角い形ではなく、自然な樹形にしたい」「あまり枝葉が密生していない、圧迫感の少ない目隠しがいい」という方は、剪定に挑戦してみましょう。
長く伸びた枝を、その枝が出ている元の部分から切り落とすと、自然な樹形を保ちながらコンパクトに整えられます。また、樹木内部の風通しがよくなるため、病虫害予防にも適したお手入れです。
今回ご紹介した庭木では、グリーンコーン以外の4種は簡単に剪定できます。
4. おしゃれな目隠し常緑樹で、快適な生活を
丈夫で育てやすく、初心者さんでもお手入れしやすい常緑樹を5つご紹介しました。植えてみたい庭木はありましたか?
庭のスペースに限りがあるお宅も多い現代。目隠しとお庭のアクセントを兼ねられるおしゃれな庭木なら、圧迫感もあまりなく外からの視界を遮れますよ。
この記事を参考に、窓の近くや道路沿いにおしゃれな目隠し常緑樹を植え、カーテンや窓を開けてお庭を楽しんでみませんか?