4. 今のうちから「年金を増やすための方法」を検討しよう

本記事では、年金から天引きされる税金・社会保険料の内訳とあわせて、厚生年金「月20万円」の手取り額について紹介してきました。

国民年金と厚生年金を合わせて「月20万円以上」受け取っている人は、全体のわずか1割程度にとどまります。

さらに、その1割の人であっても、実際の手取り額はおおよそ16万円前後となり、それ以下の手取りとなる人が多いと考えられます。

将来の年金に不安を感じている方は、今のうちに少しでも年金額を増やすための対策を検討しておくことが重要です。

たとえば、国民年金は未納期間があると受給額が減ってしまうため、未納がある場合は早めに追納しておくことが大切です。

また、厚生年金に加入している場合は、現役時代の収入を上げることで将来の年金額を引き上げることができます。

このように、国民年金・厚生年金それぞれにおいて年金額を増やす工夫があるため、老後に備えて早めに情報を集め、対策を進めておきましょう。

参考資料

中本 智恵