年が明けて、「今年こそ貯金を頑張ろう!」と意気込んでいる人も多いと思います。そういう人はお正月休みのうちに、上手にお金を貯めるための計画を立てるのもいいですよね。そこで今回は、1年間で100万円貯めるための「貯金計画」のつくりかたをご紹介します。

まずは「いつまでにいくら」という目標をはっきりさせよう

まずやってほしいのが、マイルストーンの設定です。仕事でもよくあると思いますが、長期的なプロジェクトに携わる場合、マイルストーンを置いて、「いつ」と「どのくらい進捗しているべきか」ということをはっきりさせますよね。その目標に向かって、お金を貯めていく必要があります。

それだけでスケジュール感がはっきりして、自分の貯金が遅れているのか、うまくいっているのかがはっきりわかるようになるはずです。

さて、マイルストーンをどう置いていったらいいかということですが、キモとなるのは「ボーナス月」です。たとえば、6月と12月がボーナス月に当たる場合は、その2つの月を中心として予定を組みます。

月々の貯金額はボーナスでいくら貯められるかによりますから、「1回のボーナスで30万円貯める」と決めたら、ボーナス以外では40万円を貯めればいいことになりますよね。この40万円を四半期にわけてみると、1四半期ごとに10万円貯めればいいことになります。

まず四半期に分けてみて、1-3月期はボーナスがないので10万円、4-6月期はボーナス込みで40万円、7-9月期はまたボーナスがないので10万円、10-12月期は40万円という感じで割り振りができますね。いったんこれを一つの目標として貯金してみましょう。

毎月をどう過ごすか考える

次は、四半期という大きな区切りで見るのではなく、月ごとに見ていきましょう。ボーナスを除けば1四半期で10万円ですから、毎月3.3万円くらい貯金しておけばいいことになります。こう見てみると意外とそんなに大きな額でもないですよね。毎月3.3万円を捻出するためにどうしたらいいか考えてみましょう。

いま赤字ギリギリで生活していて「3万円なんてとても出せない!」という人もいるかもしれません。そういう人は、家計のどこかに見直しポイントがあるはずですよね。ここではそれを探していきます。

たとえば、食費が大きいなら食費の削減のためにできることはないかと考えてみます。娯楽費が多いと感じるなら、もっと減らせる飲み会がないか、もしくはもっとお金を使わないで遊ぶ方法はないか考えてみます。

また、「自分で何にお金を使っているかわからない」という人もいるかもしれませんね。そういう人は、何に使っているかをはっきりさせるのも大事ですが、そうしていると時間ばかりが経ってしまいますから、荒療治ではありますがとりあえずお金を使わないというのも一つの手です。

また、自分のライフスタイルから「ここでお金を使っているかも」とヤマを張ってもいいでしょう。「外食が多いから食費が膨らんでいるかも」「飲み会が多いから娯楽費が多いのかも」と、なんとなく見当がつくかもしれません。

しかし、無駄遣いの原因は自分だとわかりにくいものですよね。無意識にお金を使ってしまっているケースも多いので、自分では気が付けないことも。

意外と、仲のいい友達に「私はどこで無駄遣いしていると思う?」と聞いてみると、的確な答えが返ってくるかもしれません。その指摘されたことに対して、「自分はココでお金を使いすぎてしまうんだ」と意識すると自然と無駄遣いが減っていきます。

出費のマイルールを決めよう

無駄遣いを減らすヒントとして、出費に関するマイルールを作るという方法があります。些細なことでも構いません。お金の使い方をマイルールでコントロールすることが大事です。