株価という「落ちるナイフ」はいくらで突き刺さるのか

TOPIXのサイクルとバフェット指標に見る下値

Creativa Images/Shutterstock.com

では、日本の株式市場の時価総額はどの程度なのでしょうか。

日本取引所グループによれば、2018年11月30日の東証一部の株式時価総額は620兆6579億円。11月末からTOPIXが15%程度下落していることから、現時点の株式時価総額は527兆5600億円程度ではないでしょうか。

一方、日本の名目GDPはどの程度かというと、546.7兆円(季節調整済ベース)。GDP統計は過去データということもありますが、そのデータをそのまま活用すれば、バフェット指標は100%を下回り、96%程度となります。

バフェット指標はサブプライムローン時には110%を若干下回る水準、またアベノミクス時には110%を大きく超えていましたから、現在の株価が下落した水準は大きく調整したと言えます。

では、バフェット指標は最悪の場合どの程度まで落ち込むのでしょうか。

リーマンショック級の調整でのバフェット指標

では、リーマンショック級の株価の暴落が起きればどこまでバフェット指標は落ち込むのでしょうか。

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。