2. 高齢者世帯の8割超が持ち家。一方「単身世帯」に絞ると借家の割合が増加
同調査から、65歳以上の世帯員がいる主世帯(以下「高齢者のいる世帯」)の推移を見ると、2013年には2000万世帯を超え、2023年には2375万世帯に達しました。主世帯全体に占める割合は42.7%となり、2018年と比較しても増加傾向が続いています。
住宅の所有関係をみると、「高齢者のいる世帯」全体では持ち家が81.6%と高く、借家は18.2%にとどまっています。これは、主世帯全体の持ち家率(60.9%)と比べても、かなり高い水準です。
しかし、「高齢単身世帯」では借家に住んでいる人の割合が32.2%にのぼっており、高齢者のいる世帯全体と比較して賃貸住まいであるケースが多いという傾向が明らかになっています。
家賃は物価や需要の変化により将来的に上昇する可能性があり、年金だけで生活を賄うには心もとないケースも想定されます。
特に賃貸で老後を過ごす予定の人や、「おひとりさま」の生活を考えている人は、将来的な家賃負担も見越して、今からしっかりとした資産形成を進めておくことが重要です。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員/金融ライター
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)保有。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて主にリテール営業に従事し、延べ1万名以上の個人のお金の相談に携わった。とくに銀行では国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険、住宅ローンなどの販売に携わり、全国表彰歴あり。金融機関勤務後は経験を活かし、株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)に入社。
現在はくらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に記事の企画・執筆・編集・監修をおこなっている。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成。(2026年7月29日更新)