1. 借家の平均家賃は5万9656円。2018年から7.1%上昇
総務省の「令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)結果」によると、借家(専用住宅)の1カ月あたりの平均家賃は5万9656円で、2018年から7.1%上昇しています。
これを種類別にみると、公営の借家が2万4961円(7.6%増)、都市再生機構(UR)・公社の借家が7万1831円(2.8%増)、民営借家(木造)が5万4409円(4.5%増)、民営借家(非木造)が6万8548円(7.0%増)、給与住宅が3万7993円(11.6%増)となっており、すべてのタイプで家賃が増加しています。
また、借家(専用住宅)の1畳当たり家賃は3403円となっており、もっとも高いのは民営借家(非木造)の4151円です。
次いで、都市再生機構(UR)・公社の借家が3633円、民営借家(木造)が2916円、給与住宅が2071円、公営の借家が1246円となっています。
借家の家賃が増加傾向にあるなか、高齢者世帯における借家の割合はどれくらいなのでしょうか。次章で見てみましょう。