3. 【要申請】老齢年金生活者支援給付金の受け取り方

老齢年金生活者支援給付金を受けるには、申請が必須です。とはいえ、申請手続きは決して難しいものではありません。とくにすでに年金を受け取っている人であれば、ものの数分で完了します。

年金をすでに受け取っている場合、給付対象となる人に、はがき型の請求書が送られてきます。請求書が届いたら、以下の手続きをして給付金を請求しましょう。

老齢年金生活者支援給付金の受け取り方

老齢年金生活者支援給付金の受け取り方

出所:日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が届いた方へ」

  1. はがきの太枠内の氏名・電話番号・提出年月日を記入する
  2. 切手を貼ってポストへ投函する

封筒を開封して必要事項を記入し、ポストに投函すれば完了です。簡単に手続きが完了するため、日本年金機構から請求書が届いたらすぐに手続きを済ませてしまいましょう。

これから年金を受給する人の手続きも、難しくはありません。新たに年金を受給する場合、給付対象者には、65歳になる3ヵ月前にA4サイズの請求書が届きます。請求書が届いたら、以下の手続きをして給付金を請求しましょう。

請求書に氏名・生年月日・住所・届出年月日・マイナンバーを記入する
受給開始年齢の誕生日の前日以降に、老齢基礎年金の請求書とあわせて年金事務所へ提出する

こちらは必要事項を記入して、年金事務所へ書類を提出すれば手続きが完了します。提出できるのは受給が始まる年齢の誕生日の前日以降です。

提出した月の翌月分から支給が始まりますが、給付金は年金と同じく2ヵ月に1回のタイミングで支給されるため、実際に支給が始まるまでは3ヵ月ほどかかります。

必要書類が届いたら、あらかじめ記入を済ませて、忘れずに年金事務所へ提出するようにしてください。

4. まとめ

老齢年金生活者支援給付金は、平均で年間5万円が受け取れる給付金です。低所得の年金世帯にとっては、日常の買い物や支出に充てられる貴重なお金でもあります。

申請自体も簡単にできるため、対象となった人は忘れずに申請を済ませ、給付金を受け取りましょう。

参考資料

石上 ユウキ