1.2 生活保護で「受給できる金額」
生活保護で受給できる金額は、「最低生活費」から収入を差し引いた金額です。
最低生活費とは、食費や住宅費、教育費といった費用のうち、生活に必要なものを合計した金額のことで、世帯人数や年齢、お住いのエリアなどにより異なります。
例えば、最低生活費が13万円で、年金収入が5万円ある場合、支給される生活保護費は8万円(13万円-5万円)になるということです。
1.3 生活保護の「8つの扶助」
生活保護費は、生活を送るうえで必要な費用の種類・内容により、8つの種類に分けられます。
食費や光熱費、被服費など日常生活に必要なものは「生活扶助」として、また、アパートなどの賃貸物件に住んでいる場合の家賃は「住宅扶助」として支給されます。
医療費や介護費が発生した場合は、医療機関や介護施設に直接支払われるため、本人が負担する必要はありません。