2. 植えっぱなしで真夏に涼しげな花が咲く!夏に強く「花期が長い」低木3選

2.1 ブッドレア[落葉(暖地では常緑)]

夏から秋にかけて、ボリュームある円錐形の花が咲く「ブッドレア」

ブッドレアの花。色は白

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夏から秋にかけて、かわいらしい小花が集まった長い円錐形の花を咲かせるブッドレア。花からは甘い香りが漂い、蝶が集まるため「バタフライブッシュ」とも呼ばれています。庭や玄関先でパッと目を引く存在感も魅力です。

花色は涼しげな白や紫のほか、ピンク、黄色、複色などバラエティー豊富。しなやかな茎が風に揺れる様子が優雅で、ナチュラルガーデン・イングリッシュガーデンなどのアクセントや、小さめのシンボルツリーにおすすめです。

毎年早春に伸びすぎた枝を切り戻しておくと、大きくなりすぎるのを防げます。小さくしたい場合は、強めに剪定しても大丈夫。コンパクトに育つ矮性品種も販売されています。

※参考価格:500円~700円前後(3号ポット苗)

2.2 ルリマツリ(プルンパゴ)[常緑]

おしゃれで清楚な花を咲かせる「ルリマツリ」

青みがかった白い花を咲かせている、ルリマツリ

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初夏から秋までの長い期間、白や青紫色の清楚な花を咲かせるルリマツリ。半つる性なので、フェンスやトレリスなどに沿わせて育てるとおしゃれです。

洋風やエキゾチックな雰囲気に似合う低木で、庭や玄関先などのアクセントにおすすめ。暑さを忘れさせてくれるような、爽やかな空間になりますよ。

暖かい地域では屋外で冬越し可能。霜や寒風に当たると落葉することがありますが、春にはまた芽吹きます。毎年春か秋に、好みのサイズまで切り戻しましょう。梅雨前に剪定すると蒸れを防ぐことができ、病虫害予防になります。

※参考価格:300円~1000円前後(3号ポット苗)

2.3 アベリア[常緑(寒冷地では落葉)]

ラッパ型の花とおしゃれなガクが素敵な「アベリア」

白い葉を咲かせている、アベリア。葉は緑色

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斑入りの品種はカラーリーフとしても楽しめます

白い花を咲かせている、アベリア。緑色の葉の縁に白い斑が入っている

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初夏から晩秋まで、ラッパ型のかわいらしい花を次々と咲かせるアベリア。花色は白とピンクがあり、花が咲いた後に残る赤い「ガク」も美しく、長い期間楽しめます。柔らかな枝が枝垂れるように伸び、風に揺れる姿も涼しげです。

葉に斑が入った品種は洋風のお庭にもよく合う、明るくおしゃれな雰囲気。玄関アプローチやおしゃれな目隠しとして植えるのもおすすめです。あまり大きくならない矮性品種も販売されているので、植えたい場所に合わせて選びましょう。

公園の植栽にもよく使われる、丈夫で育てやすい低木。年1回早春に剪定や刈り込みをしておくと、大きさを保ちやすくなります。寒冷地では冬に葉を落としますが、春にはまた芽吹きます。

※参考価格:400円~800円前後(3号ポット苗)