6. 【老後に向けて】自分の年金見込額をチェックしよう
原則として、65歳の誕生日を迎える3カ月前になると、日本年金機構から老齢年金請求書(事前送付用)が送られてきます。
※なお、年金の受給開始年齢は原則として65歳ですが、特別支給の老齢厚生年金の支給対象となる場合には65歳を待たずに年金請求書が届きます。
請求書が送られてきたら、同封のパンフレットの提出方法を確認して提出します。提出しないと年金を受給することができませんので、注意しましょう。
ただし、この時点で年金額を知っても老後生活に足りない可能性があります。
必ず現役世代のうちに、ねんきんネットやねんきん定期便などを活用して年金見込額を把握しておきましょう。
老後の収入見込み額を知ることで、漠然とした老後不安から、より明確な老後の目標を立てることが可能になります。
早ければ早いほど、資産運用なども含めた複数の選択肢から対策しやすくなります。
定年が近い世代の場合は、無理をせず預貯金にてコツコツ貯めることが大切になるかもしれません。
また、資格取得やスキルアップなどにより、長く働くことも老後対策のひとつです。
医療費等を見据え、健康維持に励むことも重要ですね。
今日からできることについて、それぞれ考え始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「老齢年金請求書の事前送付」
- 日本年金機構「特別支給の老齢厚生年金」
- オカネコ 老後資金に関する調査
太田 彩子