3.2 お金が貯まる人の共通点(2)先取り貯蓄を活用している

お金が貯まる人の特徴として、先取り貯蓄をしていることが挙げられます。

先取り貯蓄とは、毎月一定金額を決まった日に自動で引き落として貯蓄へ回す方法のことです。

たとえば、先取り貯蓄の引き落とし日を給料日にすると、残高不足にならないよう引き落とすことが期待できます。

いつまでにいくら貯蓄をしたいのか決めると、逆算して毎月の積立額を決めやすいでしょう。

3.3 お金が貯まる人の共通点(3)節税しながら資産運用をしている

お金が貯まる人の中には、預貯金だけでなく資産運用をしている人もいます。

特にNISAやiDeCoには、資産形成と同時に節税効果が期待できる税制優遇措置が設けられています。

通常、資産運用で得た利益に対して20.315%の税金がかかりますが、NISAやiDeCoを活用することで非課税になります。

さらにiDeCoでは、掛金が全額所得控除の対象になるほか、受取時にも税制上の優遇を受けられます。

ただし、資産運用により利益が期待できるだけでなく、は元本割れリスクをはじめとしたさまざまなリスクがあるため、金融商品ごとに異なる特徴や注意点などについて十分に理解したうえで取り組むことが大切です。

4. まとめにかえて

年代ごとの平均貯蓄額は、年齢が上がるにつれて高額になっていくことがわかりました。

しかし、平均値と中央値には大きな隔たりがあり、貯蓄が進んでいる世帯と貯蓄が少ない世帯との差が大きくなっています。

本記事でご紹介したような、お金の貯まる人が取り入れている方法を参考にして、自分にあった資産形成の方法を見つけて計画的に貯蓄に取り組んでいきましょう。

参考資料

木内 菜穂子