毎年7月には、その年度の後期高齢者医療制度の保険料が記載された通知が届きます。年金生活が中心となる高齢者にとって、保険料の負担は決して小さくありません。
この記事では、健康保険に加入している人が受け取れる給付の内容をわかりやすく解説します。全国共通の制度に加えて、地域ごとの取り組みや独自の支援策も紹介します。
後半では、年金収入が195万円のケースを例に、都道府県別の保険料の違いも見ていきます。自分の住んでいる地域の負担感を知る参考にしてみてください。
1. 75歳以上の方が加入対象の「後期高齢者医療制度」とは?
後期高齢者医療制度は、75歳以上の方、または一定の障害を持つ65歳以上の方が対象となる公的医療保険制度です。
この制度は、国民健康保険や健康保険とは異なる仕組みで運営されており、原則として年齢に達すれば誰もが自動的に加入することになります。