3. 【年代・男女別】30~50歳代の平均年収はいくら?

国税庁が公表した「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、年代別の平均年収は以下のようになっています。

年齢階層別の平均給与

年齢階層別の平均給与

出所:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」

3.1 男性:平均年収を年代別に確認

  • 30~34歳:492万円
  • 35~39歳:556万円
  • 40~44歳:612万円
  • 45~49歳:653万円
  • 50~54歳:689万円
  • 55~59歳:712万円

男性の場合、30歳代前半で全国平均をすでに上回っていて、40歳代で600万円台に、そして50歳代後半では700万円超えという流れです。年齢とともに収入がしっかり上がっていく傾向が見て取れます。

3.2 女性:平均年収を年代別に確認

  • 30~34歳:345万円
  • 35~39歳:336万円
  • 40~44歳:343万円
  • 45~49歳:343万円
  • 50~54歳:343万円
  • 55~59歳:330万円

一方、女性の平均年収は、20歳代後半までは上がっていくものの、30歳代以降はやや減少し、その後も300万円台で横ばいという状態です。全体として、平均年収(460万円)を上回る年代はありませんでした。

この背景には、出産や育児などで働き方を変える方が多いという社会的な事情も関係していそうです。ただ、最近は働き方やキャリアの選び方も多様化してきているので、今後はこうした傾向も少しずつ変わっていくかもしれません。