100億円のキャンペーンで話題のPayPayに、ソフトバンクのかつてのADSLの姿が重なります。当時のソフトバンクのADSL(ヤフーBB)のプロモーションを思い出させるPayPay。ADSLの成功を機に、その後、携帯電話会社に上り詰めたソフトバンク。今回はヤフーとともにPayPayで新たな成長の機会をつかむことができるのでしょうか。

PayPayの100億円キャンペーンが話題に

ソフトバンクとヤフー共同出資のQRコード決済企業のペイペイが、サービス普及のために「100億円あげちゃうキャンペーン」を実施。キャッシュバックを見込んで買った商品が中古市場に出品されるとうわさされるように様々な方面にも影響が生じはじめています。

ソフトバンクとヤフーは100億円を投じた販売促進活動により、世界的に見て普及が遅れている国内の「QRコード決済」つまりスマホ決済市場において、PayPayで一気に覇権を握ることを狙っています。

ソフトバンクが通信会社として飛躍する契機となったADSL

PayPayのように、販売促進費に一気に資金を投入してサービスの普及を図るソフトバンクの手法を見て、ヤフーBBのADSLモデムを思い出した方もおられるのではないでしょうか。