3. 貯蓄4000万円超は現実的?積立投資でシミュレーション
貯蓄4000万円は現実的ではないと考える方もいるかもしれません。
最近では新NISAで老後資金に備える方もいますが、金融庁のつみたてシミュレーターを使って、貯蓄4000万円超が現実的なのかみていきましょう。
たとえば以下のような条件で運用できたとしましょう。
- 積み立て期間:30〜60歳(30年間)
- 想定利回り(年率):5%
すると、毎月の積立金額は4万8062円で、貯蓄4000万円以上となります。毎月5万円積み立てるとなると、非現実的ではないというご家庭もあるでしょう。
もちろん資産運用ですから、損をするリスクがあります。また、運用成果は後にならなければわからないので5%で運用できるとは限らず、利回りや運用期間によって4000万円に到達できない可能性もあります。
ただ、運用を貯蓄の一部でとりいれることで、4000万円とはいかなくても今より貯蓄を増やせる場合もあるでしょう。
しっかりと情報収集をおこない、自身のとれる範囲のリスクで、納得のいく運用を一部で取り入れるというのも一つです。
いずれにせよ情報収集が重要ですから、これを機に調べてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 総務省統計局「家計調査 貯蓄・負債編 第8-11表<貯蓄・負債>貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高(二人以上の世帯・勤労者世帯)」
- 金融庁「つみたてシミュレーター」
- 帝国データバンク「7 月の飲食料品値上げ、2105 品目前年比 5 倍に大幅増加」
宮野 茉莉子