帝国データバンク「7 月の飲食料品値上げ、2105 品目前年比 5 倍に大幅増加」によれば、7月の食料品の値上げは前年比で5倍の2105品目です。
2025年の値上げ品目数は11月まで公表分で1万8697品目。前年通年の実績を50%近く上回っており、物価上昇は落ち着くどころか、食料品では増えています。
物価高に対する対策として、今も、そして未来に向けてもしておきたいのが「貯蓄」です。
今回は働く世帯の貯蓄をみていきましょう。
1. 「働く世帯」貯蓄額の平均・中央値はいくら?
総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2024年(令和6年)平均結果-(二人以上の世帯)貯蓄の状況」を参考に、まずは働く世帯の貯蓄額をみていきましょう。
1.1 「働く世帯」貯蓄額の平均・中央値はいくら?
1.2 【働く世帯の貯蓄額】平均・中央値
- 平均値:1579万円
- 貯蓄保有世帯の中央値:947万円
- 貯蓄現在高が「0」の世帯を含めた中央値:885万円(参考値)
※家計調査においては「勤労者世帯」と表記され、世帯主が会社、官公庁、学校、工場、商店などに勤めている世帯を指します。ただし、世帯主が社長、取締役、理事など会社団体の役員である世帯は「勤労者・無職以外の世帯」として分類されています。
働く世帯の貯蓄額は1579万円と1000万円を超えています。
中央値をみると、貯蓄ゼロを含めても885万円となりました。
グラフで金額ごとの割合を見ると、100万円未満という家庭も11.1%います。
働く世帯といっても、年代が若かったり、教育費や住宅ローンがかかったりする年代では貯蓄が低くなる場合もあるでしょう。