住民税は、その地域に住む住民が、それぞれの地域で必要な費用を分担するために納付する税金です。
しかし、一定の要件に該当する場合は非課税となり、世帯全員が該当すれば住民税非課税世帯になります。
住民税非課税世帯には、生活をサポートするためのさまざまな優遇措置が設けられています。
では、住民税非課税世帯とはどのような条件を満たすと該当するのでしょうか。
また、受けられる支援には具体的にどういったものがあるのでしょうか。
本記事では、住民税非課税世帯となる条件を解説するとともに、主な優遇措置を8つご紹介していきます。
1. 住民税非課税世帯とは
住民税非課税世帯とは、世帯全員の住民税が非課税である世帯のことで、自治体により非課税になる要件が決められています。
例えば、東京都23区の場合は、以下のいずれかの要件を満たす必要があります。
- その年の1月1日現在、生活保護法による生活扶助を受けている
- ひとり親・寡婦(夫)・障害者・未成年者で、前年の合計所得が135万円以下(給与収入の場合は204万4000円未満)
- 前年の合計所得が以下の金額以下
・生計を一にする配偶者や扶養親族がいる場合
35万円×(本人+被扶養者の人数)+21万円※+10万円
※21万円は被扶養者がいる場合に加算
・生計を一にする配偶者や扶養親族がいない場合
45万円以下
世帯のうち、誰かひとりでも住民税が課税されていると住民税非課税世帯には該当しません。
では、住民税非課税世帯に該当するとどのような優遇措置が受けられるのか、次章で確認していきましょう。
著者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会認定AFP、一種外務員資格(証券外務員一種)、日本商工会議所簿記検定試験2級、年金アドバイザー3級。JAバンク(金融窓口業務)や税理士事務所、また医療系公益財団法人で社会保険関係・給与計算関係・雇用保険関係・福利厚生関係などを行う。結婚を機に退職し、現在は自分らしい働き方を探し金融系・保険関係ライターとして執筆活動中。お金に関する知識を詳しくわかりやすく伝えることをモットーとする。
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)