1. 専業主婦の割合は?

まずは厚生労働省の「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」より、18歳未満の子どもがいる家庭の母の仕事状況をみてみましょう。

児童のいる世帯の母の仕事状況

児童のいる世帯の母の仕事状況

出所:厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」

1.1 【子どもがいる母の割合】仕事あり・仕事なし

  • 2004年:56.7%・43.3%
  • 2010年:60.2%・39.8%
  • 2016年:67.2%・32.8%
  • 2023年:77.8%・22.2%

推移をみてみると、2004年は仕事している母の方が多いですが、していない母も4割以上となっています。

ただ仕事をしていない母は基本的に年々減っており、2016年には約3割に。

2023年には約2割となり、仕事をしている母が8割近くと大多数になっています。

2016~2023年の約8年で、子どもがいる家庭の専業主婦は約10%近く減っているとわかりますね。

全体的な流れとして共働きが主流となっていますが、個人の置かれる環境によっては当時専業主婦を選んだものの、ここまで共働きになるのであれば働き続けていればよかったかも、と思う人もいるでしょう。