6月は年金の支給時期にあたり、働いている方の中には夏のボーナスが支給される時期を迎える方もいらっしゃいます。
こうした節目は、家計や保障内容を見直す良いきっかけになるかもしれません。「今の保険、そろそろ見直した方がいいかな?」と感じている方も多いのではないでしょうか。

今回は、生命保険協会が公表した「生命保険の動向(2024年版)」の統計をもとに、年代別の保険加入傾向や選ばれている保険の種類を解説します。

“なんとなく”ではなく“自分に合った”保険選びのヒントを見つけてみませんか?

1. 【50歳代・60歳代以上で増加】保険の新契約比率

一般社団法人生命保険協会が公表した「生命保険の動向(2024年版)」で、個人保険新契約の年代別構成比の推移をみていきましょう。

個人保険新契約の年代別構成比の推移(件数ベース)

個人保険新契約の年代別構成比の推移(件数ベース)

出所:一般社団法人生命保険協会「生命保険の動向(2024年版)」全頁

2023年度の件数ベースでみる個人保険新契約の年代別構成比はこちらです。

  • 20歳未満:9.8%
  • 20歳代 :15.6%
  • 30歳代 :16.4%
  • 40歳代 :16.8%
  • 50歳代 :16.5%
  • 60歳以上:24.8%

新契約には新しく保険に加入した契約のみがカウントされるので、いわば「純粋な新規顧客の契約」ということになります。

50歳代は2020年度以降、60歳以上では2019年度から連続して新契約件数の契約比率が増加していることがわかります。

一方で、30歳代以下の若年層では契約比率が全体的に下がっています。