7月は真夏の暑さが本格化し、冷房や水道の使用が増えることで、生活費もかさみがちになります。
6月13日には年金の支給がありましたが、とくに年金で暮らすシニア世帯では、「思っていたより年金の支給額が少ない」と感じた方もいるのではないでしょうか。
その一因となっているのが、年金からあらかじめ差し引かれている「税金や保険料」です。本記事では、厚生年金や国民年金といった老齢年金から、どのような税金・社会保険料が引かれているのかをわかりやすく解説します。
1. 年金から「天引き」されている税金・社会保険料は何がある?
シニア世代が受け取る老齢年金は、そのままの金額が手元に入るわけではなく、税金や社会保険料などが差し引かれた後の金額が実際の受取額となります。
老齢年金から控除される主な内容は、次の4つです。
- 介護保険料
- 国民健康保険料または後期高齢者医療保険料
- 個人住民税および森林環境税
- 所得税および復興特別所得税
年に一度送付される「年金振込通知書」には、「特別徴収(控除)額」として、先述した各項目やその金額が明記されています。
実際の受取額を把握するためにも、一度内容をしっかり確認しておくことをおすすめします。