夏の暑さが厳しい時期、木陰や建物の陰はホッと一息つける心地よい空間。そんな涼やかな場所で咲く花々は、見る人の心に潤いや癒やしを与えてくれるでしょう。

日陰でひっそりと咲く花は、派手さはないものの、独特の風情や落ち着いた美しさを持っています。今回は夏の日陰に彩りを添える花を6種、参考価格とともに紹介します。

記事後半では「夏の日陰で植物を育てるコツ」や「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も分かりやすくお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. この記事で紹介する「日陰に強い夏の花」にまつわるあれこれ

写真のギボウシやアスチルベなど、日陰に強い夏の花をご紹介します1/9

うす紫色の花を咲かせているギボウシと、ピンクの花を咲かせているアスチルベ

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  • シェードガーデンにおすすめ!日陰に強い夏の花6選
  • 夏の日陰で植物を育てる「5つのコツ」
  • 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?

2. シェードガーデンにおすすめ!日陰に強い夏の花6選

2.1 インパチェンス

日当たり悪い場所でも鮮やかな花を咲かせる「インパチェンス」2/9

ピンク色の花を咲かせている、インパチェンス

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赤・白・ピンク・オレンジなどさまざまな花色がそろっているインパチェンス。明るい日陰や半日陰でもよく花を咲かせてくれる、夏のガーデニングの強い味方です。

初夏から秋まで長く咲き続け、こまめに花ガラ摘みをすればつぎつぎと開花します。

※参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)

2.2 アスチルベ

フワフワした花穂がユニークな「アスチルベ」3/9

濃いピンク色と白色の花を咲かせている、アスチルベ

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アスチルベはふんわりとした花穂を初夏~夏にかけて開花。ピンク・白・赤など淡く優しい色合いが多く、花が咲き終わった後は美しい葉を鑑賞できます。

乾燥にやや弱いので、夏はとくに水切れしないように注意が必要です。

※参考価格:300円~1000円前後(3号ポット苗)

2.3 ギボウシ

夏に涼やかな花を咲かせるカラーリーフ「ギボウシ」4/9

白い花を咲かせている、ギボウシ

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日本にも自生する多年草で、シェードガーデンには欠かせないギボウシ。品種が豊富で、大型から小型まであり、葉色も緑・黄緑・斑入りなど多彩です。

おもに葉の美しさを鑑賞する植物ですが、夏に咲く淡い紫や白の清楚な花も風情があります。

※参考価格:600円~1500円前後(4号ポット苗)

2.4 ヒューケラ(ツボサンゴ)

小さな釣り鐘型の花と、カラフルな葉色で日陰を彩る「ヒューケラ」5/9

ワインレッドの葉、オレンジの葉、黄緑の葉をもつヒューケラ。白い小花が咲いている

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ヒューケラは赤・オレンジ・ライムグリーン・シルバー・パープルなどカラフルな葉色が魅力。日陰に強く、美しいカラーリーフが庭を明るく華やかにしてくれます。初夏には小さな釣り鐘型のかわいらしい花も楽しめます。

草丈が低めで株もコンパクトにまとまるため、寄せ植えや花壇の縁取りにオススメです。

※参考価格:400円~900円前後(3号ポット苗)

2.5 カラミンサ

ナチュラルな花姿と爽やかな香りが魅力の「カラミンサ」6/9

白い小花を咲かせている、カラミンサ

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爽やかな香りと清涼感あふれる草姿が人気のカラミンサ。小さな白や淡紫色の花を初夏〜晩秋にかけて途切れることなく咲かせ、庭をナチュラルな雰囲気にしてくれます。

見た目はとても繊細ですが、耐暑性・耐寒性ともに強く、丈夫で育てやすい植物です。

※参考価格:300円~700円前後(3号ポット苗)

2.6 トレニア

涼やかな花色のかわいらしい花「トレニア」7/9

青い花を咲かせている、トレニア

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トレニアは紫やブルー・ピンクなど涼やかな花色が多く、小さな花が株をおおうように開花。こんもりとまとまるので、花壇の縁取りや鉢植え、ハンギングにもよく使われます。

開花期は初夏~秋までと長く、植え替えやお世話の手間が少ないので初心者にもオススメです。

※参考価格:100円~500円前後(3号ポット苗)

3. 夏の日陰で植物を育てる「5つのコツ」

夏の日陰で植物を育てるコツをお伝えします8/9

銅葉のヒューケラに水をやる様子

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3.1 土や環境を整える

日陰は日が当たりにくいため、土が湿りがちになり根が傷みやすくなります。水はけのよい土を選び、腐葉土やパーライトを混ぜてフカフカの土壌をつくりましょう。

また、植物同士を密植せず、適度な間隔を保つことで風通しがよくなり、病気の予防にもつながります。

3.2 水やりの管理

直射日光が少なく土が乾きにくい日陰では、水やりは「土の表面が乾いたらタップリと」が基本です。とくに梅雨時や湿度の高い時期は水やりを控えめにしましょう。

気温が高くなる真夏は日中の水やりを避けて、午前中や夕方以降の涼しい時間帯に与えます。

3.3 肥料の与え方

日陰で育つ植物は日なたの植物に比べて成長がスローペースです。肥料は控えめにして、液体肥料の場合は、規定の濃度より薄めて与えると安心です。

3.4 定期的なお手入れ

枯れた葉や花ガラをこまめに摘み取ることで、病害虫の発生や株元の蒸れを防げます。茂りすぎた部分は間引きや摘芯をおこない、風通しと日当たりを確保しましょう。

3.5 病害虫の予防

日陰は湿度が高くなりやすいため、病害虫の発生頻度が高まります。葉の裏や株元を定期的に観察し、病気の葉や害虫を早めに取り除きましょう。

必要に応じて殺菌剤や殺虫剤を活用するのもオススメです。

4. 夏の日陰ガーデンで暮らしに癒やしと彩りを

夏の強い日差しを避けた日陰は、ひんやりとした空気が流れて落ち着ける場所。光が限られた空間では、花や葉の美しさがよりいっそう引き立ちます。

優しい色合いの花がしっとりと咲く様子は、日陰の庭ならではの魅力です。暑さの厳しい夏だからこそ、日陰に咲く草花の涼感が心地よく感じられる庭をつくってみませんか。

5. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?

日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い9/9

日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いとは?

出所:LIMO編集部作成

さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。

  • 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
  • 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
  • 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
  • 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。

「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。

可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。