1.1 【年代別】1世帯あたりの平均所得金額はいくら?
厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」によると、年代別における世帯年収は以下のとおりです。
【年代別における世帯年収の推移】
- 29歳以下:339万5000円
- 30〜39歳:608万5000円
- 40〜49歳:696万円
- 50〜59歳:758万5000円
- 60〜69歳:536万6000円
- 70歳以上:381万円
世帯年収は年齢の上昇とともに増加し、特に50歳代で約700万円のピークを迎えます。
しかし、60歳代に差しかかると、老後の生活が本格的に始まり、それに伴い収入も次第に減少し、その後は年齢を重ねるごとにさらに落ち込んでいく傾向が見られます。
65歳以上の世帯では収入の大部分が「公的年金」によるものであり、老後の生活はその年金収入に大きく依存している状況が見受けられます。
では、年金のみで生活しているシニア世帯は、本当に年金だけで十分に生活費をまかなえているのでしょうか。