6月、夏のボーナスシーズンが近づいてきました。
「自分たちの世帯年収はどのくらいの位置にあるのか気になる」という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、年代ごとの世帯年収について詳しく解説し、さらに「夫婦で収入を増やすこと」が老後の年金額にどのような影響を与えるのかを解説します。
老後の生活設計を立てるうえで、収入の実態と年金の関連性を理解することは非常に大切なため、この機会にじっくり考えてみましょう。
1. ウチの「世帯年収」少ない?多い?「世帯年収の平均額」を確認
まずは、「世帯年収の平均額」について確認していきましょう。
厚生労働省の「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」によると、世帯年収の平均所得額は、524万2000円となりました。
所得階層ごとの世帯構成を見てみると、「100〜200万円未満」が14.6%で最多となっており、次いで「200〜300万円未満」が14.5%、「300〜400万円未満」が12.9%と、低〜中所得層に世帯が集中している状況がうかがえます。
さらに、所得の中央値は405万円となっており、平均所得(524万2000円)を下回る世帯の割合は全体の62.2%に達しています。
このことから、年収400万円程度で生活している世帯が多数を占めている現状が見て取れます。
では、年齢層ごとに世帯の年間収入を見た場合、どのように推移していくのでしょうか。