4. ももちゃんと、同居フクロウの「ターボ」くんについて
最後に、投稿者さんに詳しいお話をうかがいましたのでご紹介します。
――お名前の由来はありますか?
ずもも(11歳、女の子):由来は、ひなの頃の模様が「ずももっ…」という感じだったから。今は育って可愛い里いも模様となったので、通称「もも」です。
ターボに比べるとやや大きいのと(女の子なので)、目の色が白いです。
ターボ(8歳、男の子):もともと呼ばれていた名が「たーぼ」くん。うちにきた時にたーぼくんと言えばと、某めがねっ子アニメのスーパー赤ちゃんから名前がカタカナ化しました。
特徴は、目の色が本当に黄色いです。ももにくらべるとちょっと小さくて猫背です。
以前は2羽で、表情や姿勢も全然違い、一目瞭然だったのですが、年を経るにしたがってだんだん似てきましたね。今では一目では見分けにくくなっています。
――出会いのエピソードを教えてください。
ニシアメリカオオコノハズクを飼うことは決めていましたので、あちこちに見に行きました。
ももとは小平にあった今はない猛禽のペットショップで会いましたが、当時まだイギリスからきたばかりで、目をまわしているようにぼーっとしていました。
わたしたちはニシアメの成体しか見たことがなかったので、これがニシアメのこども??と衝撃をうけました。
ターボくんは、あるフクロウカフェが閉店するときにわが家にきました。最初からごはんをねだることが上手でしたね。
しかし、ももに比べてなんかいろいろと「作為」を感じるので、フクロウカフェの「営業」で苦労したんだね、と思っています。
――普段はどのような子ですか?
ももは自分中心のかまってちゃんです。自分がかまわれるのが「当然」だと思っているので、ターボをなでたり、声をかけるだけで「私は?」とさわぎ始めます。
ターボくんは先輩で女の子のももには、絶対に逆らいません…表向きには。羽繕いするフリで場所どかせたり、わざとじゃないフリでちょっとぶつかりに行く、くらいです。
どちらも飼い主に対しては、可愛くていい子ですよ。
――自慢のポイントは何ですか?
ももは甘える声が、とてもかわいいです。かまって欲しい時は鳴き始めます。呼ばれれば、飼い主が天井近くの高い棚まで足台に乗って手を伸ばしてかわいがりに行くのが「あたり前」だと思っているのが、大変なんですが。あと、よく据えて連れて歩いていたので、じつはおさんぽが結構好きです。
ターボくんはとても美声です。夜によくニシアメ鳴きをしてくれますが、アメリカの夜の森を思わせる鳴き声です。ももによく「だまれ」と言わんばかりに、かぶせ鳴きや終わり鳴き(鳴くのを終わる前の鳴き方)されてますが。
ニシアメリカオオコノハズク全般に関して言えば、とてもフクロウらしいフクロウだと思っています。丸いフォルムといい、手に乗るサイズの大きさといい、わが家的には理想的に完璧です。
中身がネコっぽいところ(かまわれすぎはイヤだけど、ほっておくと自分から寄ってきたり、かまえとさわぎ始めます)も、ポイントが高いです。
最後に、よく聞かれることですが、2羽はツガイじゃありません。
ももの方が3年先に来ていますが、この子は飼い主オットLOVEで、ターボのことはせいぜい舎弟か、ライバルと思っていると思われます。
ターボくんは男の子なので、なんだか野望がありそうな気配もありましたが、まったく相手にされていませんでした。あわれ。