8. まとめにかえて
2025年度は、年金額が1.9%引き上げられ、物価上昇に対応した増額となりました。
ただし、実際の年金額は収入や加入期間によって大きく差があり、男女差や年齢差も存在します。特に厚生年金は、高齢になるほど平均額が高い傾向にあり、80歳代半ば~90歳以上では月16万円を超える水準となっています。
年金は老後の大切な収入源であり、将来の資金計画を立てるうえで、自分がどのくらい受け取れるのかを早めに把握しておくことが重要です。
公的年金制度の仕組みや支給スケジュールも理解し、安心した老後を迎える準備を進めましょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
加藤 聖人