1. 二人以上世帯の貯蓄額「平均と中央値はいくら?」全体・働く世帯・シニア世帯でどう違う?
まずは、総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2024年(令和6年)平均結果-(二人以上の世帯)」から、世帯のタイプ別に現在貯蓄高を見ていきます。
平均値だけではなく中央値を見ることで、より実態に近い「リアルな貯蓄状況」をイメージできるかもしれません。
1.1 二人以上世帯「全体」貯蓄額の平均・中央値はいくら?
二人以上世帯全体の貯蓄事情は以下の通りです。
- 平均値:1984万円
- 貯蓄保有世帯の中央値:1189万円
- 貯蓄現在高が「0」の世帯を含めた中央値:1099万円(※参考値)
1.2 二人以上世帯のうち「働く世帯」貯蓄額の平均・中央値はいくら?
働く世帯(※)に絞るとどうでしょう。
- 平均値:1579万円
- 貯蓄保有世帯の中央値:947万円
- 貯蓄現在高が「0」の世帯を含めた中央値:885万円(参考値)
※家計調査においては「勤労者世帯」と表記され、世帯主が会社、官公庁、学校、工場、商店などに勤めている世帯を指します。ただし、世帯主が社長、取締役、理事など会社団体の役員である世帯は「勤労者・無職以外の世帯」として分類されています。
1.3 二人以上世帯のうち「世帯主が65歳以上のシニア世帯」貯蓄額の平均・中央値はいくら?
世帯主が65歳以上の世帯に絞ると以下の通りです。
- 平均値 2509万円
- 貯蓄保有世帯の中央値 1658万円