2025年5月16日、総務省統計局が2024年の「家計調査報告 貯蓄・負債編」を公表しました。これによると、二人以上世帯の貯蓄平均は1984万円と、6年連続で上昇し、前年からは80万円(4.2%)の増加となりました。

この調査における貯蓄分布で最も高い区分は、実は「4000万円以上」とひとくくりにされています。平均値や中央値と比較してもかなりの高額であることから、「さぞかし年収が高い世帯なのか?」と想像してしまうかもしれませんね。

でも、年収と貯蓄額は本当に比例するものなのでしょうか?

今回は、二人以上世帯の貯蓄事情を、「全体」「働く世帯」「世帯主が65歳以上のシニア世帯」の世帯類型別に各種データを紹介。

また、「貯蓄4000万円以上世帯」の年収にもにフォーカスし、その実態を探っていきます。