株主優待を受けるために必要なのは、その企業の株主になることです。そして、ひとたび株主になれば、その企業の株価が今後どうなるかが気にならない人はいないでしょう。
どんなに株主優待の内容が優れているからといって、自分が購入した時の株価と比べて今の株価が大きく下落したのでは意味がありません。株主優待をきっかけに株式に投資をしたという場合でも、その企業の業績と株価には注意したいものです。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向をチェックしておきましょう。
過去1年の株価の動きを見ると、足元大きく調整したシーンがありましたので、凸凹はありますが、一言でいえば右肩上がりの株価推移といえるでしょう。
今後、今年秋の高値を超えて行けるのかが注目点といえるでしょう。
まとめにかえて
日本では広く知られる株主優待制度ではありますが、実は日本独特の制度ではあります。外国人投資家からは「株主優待に費用を使うのであれば、その原資を配当や自社株式の買い付けに回してほしい」という批判はあります。
ただ、日本人の個人投資家からすると、「配当には課税をされるが、株主優待には課税をされない」ため、株主優待は税金を考えれば「お得だ」という意見もあります。ぜひ、皆さんも株主優待でお得なライフスタイルを確立されてみてはいかがでしょうか。
【補足】株主のメリットは株主優待だけではない
株主のメリットはここまで見てきたような株主優待内容だけではありません。株主の権利としてより中心なポイントとしては、配当を受ける権利であります。配当を出している企業であれば、年に2回、上期と通期決算のタイミングで配当が支払われますことがあります。