2. 【40歳代・子育て世帯の貯蓄術】教育費ピークに備える「お金の4つの仕分け」
お金を【使う・備える・楽しむ】の3つに仕分ける方法は家計管理で一般的によく使われるフレームワークですが、子育て世帯では教育費が生活費に埋もれがちで教育費の準備が不足することも考えられます。
そこで、教育費のピークをむかえる40歳代の子育て世帯には、生活費などの【使う】お金から「教育費」を独立させた「お金の4つの仕分け」方法が最適です。
図のように、家計を以下の4つに仕分けして管理することで、必要な支出に備えつつ、貯蓄・投資の余力を見出しやすくなります。
4つの仕分け「使う・教育費・備える・楽しむ」は、それぞれの役割を明確にすることで、家計を整える道しるべになります。
下の図は、40歳代・子育て世帯にとって現実的と考えられる“割合の一例”です。
たとえば「使う」が40%、「教育費」が25%といった配分にすることで、生活費と進学準備費の両立を意識できます。
ただし、この配分はあくまで一例です。
お子さんの年齢や家族構成、住宅ローンの有無などにより、最適なバランスは変わります。
無理にこの通りに合わせようとせず、各家庭の生活スタイルや価値観に応じて柔軟にカスタマイズしていくことが大切です。