公的年金（国民年金・厚生年金）前年度より1.9％増額！労働力人口比率の推移「老後働く方が増加傾向に」 【年金一覧表】60歳代・70歳代・80歳代・90歳以上「国民年金と厚生年金」平均月額はいくら？

6. 厚生年金・国民年金《平均と個人差》

ここからは、厚生年金と国民年金の平均と個人差を、60歳以上の全年齢の受給権者のデータをもとに見ていきます。

【国民年金】平均年金月額

• 〈全体〉平均年金月額：5万7584円
• 〈男性〉平均年金月額：5万9965円
• 〈女性〉平均年金月額：5万5777円

【厚生年金】平均年金月額

※国民年金部分を含む

• 〈全体〉平均年金月額：14万6429円
• 〈男性〉平均年金月額：16万6606円
• 〈女性〉平均年金月額：10万7200円

国民年金の場合、全体・男女ともに平均月額は5万円台となっています。

受給額ゾーンごとにみると「6万円以上～7万円未満」が男女ともにもっとも多く、満額に近い金額を受け取れている人が多いことがわかりました。

厚生年金の平均月額は、全体で14万円台でした。

男女別にみると男性は16万円台、女性は10万円台で、女性の方が6万円ほど少ないです。

国民年金のみを受け取る場合よりも受給額は手厚い傾向にはありますが、3万円未満の人～25万円以上の高額受給となる人までおり、個人差が大きいです。

老後の年金受給額は現役時代の働き方や収入が反映されるため、個人差が出ます。

「自分の年金はいくらだろう」と思った人は、日本年金機構のねんきんネットやねんきん定期便を活用して、見込み額を把握しておくとよいでしょう。

なお、年金を受け取っている人は、日本年金機構から届く「年金額改定通知書」「年金振込通知書」で確認ができます。