chocoZAPの成長が著しいRIZAPグループ株式会社が、2025年3月期の連結業績で3期ぶりの営業黒字を達成しました。5月15日に開催された決算説明会では、次の戦略として「FC展開」を推し進め、出店を再加速させる考えを示しました。
1. 【RIZAP/25年3月期決算】3年ぶりの営業黒字も収益力は伸び悩み
同グループの25年3月期における売上高は1710億9000万円(前期比5.2%増)、営業利益は18億8200万円で、3期ぶりとなる営業黒字を達成しました。EBITDAも243億5500万円まで伸長しており、収益力が継続的に向上していることもうかがえます。
数字の上では好調に見える一方、子会社であるRIZAP株式会社に対して約114億円の債権を放棄していたり、chocoZAPの品質改善を図る投資が想定以上に膨らんだりと、収益力に関しては伸び悩んだ1年でもありました。
決算説明会で同グループの瀬戸健社長は「中期経営計画に対して、ゴールは変えない」としつつも、「品質改善や収益力向上といった課題への対応のために柔軟に計画の軌道修正を行う」とコメントしました。