年金は老後の生活を支える重要な柱です。しかし、現役時代の働き方によって、将来受け取ることができる年金額には大きな差が生じることをご存知でしょうか。
最新の統計によると、公的年金被保険者全体のうち、約30%が厚生年金に加入していない状況です。
加入をしていないのは、自営業などの国民年金第1号被保険者と、専業主婦などの第3号被保険者です。
厚生年金加入者は、老後の年金額として基礎年金である国民年金に加えて、収入に応じた上乗せ部分を受け取ることができます。一方、国民年金のみの加入者は基礎年金部分しか受け取れないため、将来の年金受給額が厚生年金加入者と比べて大幅に少なくなってしまいます。
このような状況を踏まえ、本記事では年金受給額の統計から見た月額10万円未満の年金受給者の実態や低所得の年金生活者向けの経済支援制度である年金生活者支援給付金について解説します。
ぜひ参考にしていただければと思います。