2. 70歳代以降の「1ヵ月あたりの生活費」は赤字？黒字？
本章では、総務省統計局が公表した「家計調査報告（家計収支編）2024年平均結果の概要」を参考に、70歳代世帯の家計実態を確認していきます。
2.1 70歳代の実収入はいくら？
- 70～74歳：27万5420円（うち社会保障給付21万7558円）
- 75歳以上：25万2506円（うち社会保障給付20万7623円）
年金収入はおおよそ21万円前後となっていますが、実際には個人ごとに大きな差があることがわかります。
2.2 70歳代の支出合計（非消費支出・消費支出）はいくら？
- 70～74歳：30万3849円（3万4834円、26万9015円）
- 75歳以上：27万3398円（3万558円、24万2840円）
生活費を見てみると、税金や社会保険料などの非消費支出が約3万円台で、消費支出はおよそ25万円前後となっています。
70歳代前半は約2万8400円の赤字、75歳以上は約2万900円の赤字となっており、どちらも支出が収入を上回っています。
上記の結果をふまえ、年金以外の資金で老後に備える必要があると言えるでしょう。
