定年退職をすると同時に、すべてを預貯金にする、また預貯金でもっておくという方もいらっしゃるかとは思いますが、老後になれば、資産形成は一旦トーンダウンされる方もいるかと思いますが、資産運用は続きます。

在職中は、サラリーマンであれば、給与が毎月入って来たので、ある程度リスクが高い資産で運用していたフェーズであったという方もいるかと思いますが、老後になれば、リスクは調整しながらも運用は続いていくはずです。

また、定年退職とともに仕事がない、という前提もいまや昔話になりつつあります。「65歳以上で仕事をしている人が多い都道府県」でも見たように、長野県では約30%の方が65歳でも仕事に就いており、東京都でも約27%の方が同様に仕事を持っているというのが実際です。ちなみに、全国平均は25%程度です。

65歳以上になっても収入が必要な生活費を超えるような状況であれば、定年退職後であっても「資産形成」フェーズともいえます。また、定年退職までに貯えた資産とその後の必要な資金を比べて余裕があれば、引き続きリスクを高めにした運用も可能なはずです。

50代で60代以降の収入源を確立できるかがカギ

こうしてみると、いくつまで健康でいられるのかという点と、60歳や65歳以降に仕事があるのかも老後資金を考える際に重要な点であると言えましょう。