生命保険文化センター「平成28年度 生活保障に関する調査」によれば、全社が34.9万円、後者が22.0万円となっています。人によって様々なケースはあるかとは思いますが、健康でいられるからこその「ゆとりある老後生活費」が成り立つともいえるのではないでしょうか。

寿命がどれくらいかは、神のみぞ知るでしょう。

ただ、健康でいられるかどうかは40、50代でのトレーニングや食生活などが影響するかもしれないことを考えれば、自分で工夫する余地、健康への投資という考えはあってもよさそうなものです。老後資金という話ばかりが注目されますが、健康でいられるためにどうすればよいか、そうでなくなった際での支出はどうなるのかのシミュレーションは必要でしょう。

老後までにいくら貯めておく、という発想自体がおかしい?!

多くの老後資金を計算する際に、定年退職までに老後資金を貯めておく、という考え方が多く見られます。果たしてこのアプローチは正しいのでしょうか。