2. 【2025年4月から】老齢年金「厚生年金・国民年金」の年金額例

厚生労働省発表の「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」によると、2025年度の年金額例は以下のとおりです。

  • 国民年金(老齢基礎年金(満額)):6万9308円(1人分)
  • 厚生年金:23万2784円(夫婦2人分)

上記に示された国民年金の金額例(6万9308円)は、40年間保険料を納付した場合の満額支給額です。

これは、厚生年金に一度も加入していない人を対象としており、主に自営業者やフリーランス、専業主婦などが該当する満額の支給額となっています。

一方、厚生年金については、男性の平均的な収入(平均標準報酬月額45万5000円、賞与を含む)で40年間就業した場合に受け取る年金額が示されています。

上記で示された厚生年金額は「モデル夫婦2人分」であり、老齢厚生年金と2人分の満額の老齢基礎年金(国民年金)を合算した金額例であることに留意してください。

なお、次回の年金支給日は6月13日ですが、この支給日から、増額分が反映された金額が支給されます。

3. 次の年金支給日は6月13日!2025年度の年金額改定は6月支給日から

年金は2ヶ月ごとに、前月および前々月分がまとめて支給され、次回の支給日は「2025年6月13日」です。

2025年度の新しい年金額が反映されるのは、2025年6月支給分(2025年度の4月・5月分)からとなるため、必ず振り込まれた金額を確認しておきましょう。

また、6月の支給時には、改定後の年金額が記載された「年金振込通知書」が送付される予定です。

3.1 【必ず確認したい】6月に届く「年金振込通知書」とは?

「年金振込通知書」は、毎年6月に金融機関等の口座振込で年金を受け取っている方に対し、6月から翌年4月までに支払われる金額を通知するハガキ型の書類です。

年金振込通知書

年金振込通知書

出所:日本年金機構「年金振込通知書」

この通知書には改定後の年金額や、2025年度の天引き額などが記載されていますので、届いた際には必ずその金額を確認しましょう。

では、実際に現代のシニア世代はどのくらいの年金を受け取っているのでしょうか。