3. これからどうする?家計に賢く【使う・備える】視点を
今回のGDP速報は、私たちの「生活実感」と一致する部分が多く、物価高や収入の目減りを裏付ける内容となりました。
こうした環境では、「消費を見直すこと」が何よりの生活防衛策。
たとえば、保険やサブスクの整理、電気代やスマホ料金の見直しなど、固定費からの節約が効果的です。
また、物価上昇が続くことを前提に、支出の優先順位をつけ直すことも重要になります。
次回の2次速報では、内容が修正される可能性がありますが、「今の家計はこの環境にどう向き合うべきか」を考えるよい機会です。
数字の先にある暮らしのヒントとして、GDPの動きに注目してみましょう。
参考資料
村岸 理美
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社。生命保険・損害保険の営業を経て、社内教育部署にて教材制作や研修の企画・運営に携わる。退職後は独立系ファイナンシャルプランナーとして、個別商品の勧誘はせず公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計に対応。マネースクール講師としても活動し、社会保障制度、リタイアメントマネジメント、家計管理、資産運用などお金に関する幅広い分野に強みを持つ。現在も「お金の先生」であるJ-FLEC(金融教育推進機構)認定アドバイザーとして、学校や企業に出張授業で金融教育の普及に取り組んでいる。